日本ではそもそも企業ユーザーコミュニティという考え方が黎明期にあることも相まって、海外の企業コミュニティ情報が知られていないのが現状かなと思います...
ということで海外企業コミュニティ事例第二弾!
今回はスウェーデンから、Spotifyを取り上げます!🎉
(Airbnbを取り上げた第一弾は
みなさんのスマホにもアプリが入っているのではないでしょうか。音楽ストリーミングサービスの言わずと知れた最大手です。 スウェーデン発のSpotifyは2008年に立ち上げられ、2018年時点で1億7000万人(うち有料会員数7500万人)のユーザーを抱えているそうです。
Spotify Communityは、世界中の Spotify ユーザーが助け合う & アイデアをシェアするために利用しています。
コミュニティは現時点では英語のみで提供されていますが、どの国のSpotifyアカウントでも登録が可能となっています。
メンバー数はなんとおよそ700万人 おり、およそ5~10分に1つ新規の投稿がされる、非常に活発なコミュニティです。
UIが少しオールドスクールですが、結構海外コミュニティ、特にアメリカのははこんな感じの見た目のところが多いです...
さて、コミュニティ内の説明によると、Spotify Community では以下のことができます。
・質問の投稿や問題の解決方法の検索
・新しい使い方やヒントの紹介
・アプリ改善の提案や既存のアイデアのサポート
・音楽に関するチャットやプレイリストのシェア
カスタマーサポートをし合うこと、アイデアを共有することはもちろん、なにより音楽に関して交流出来ることがSpotifyコミュニティの独自の価値ですね。
例えば使い方の質問は下記のようなものです。
「家族アカウントを持っている弟が外国に留学したんだけど、家族アカウントは使えなくなるの?」 「なぜか私のアカウントからインスタのストーリーに音楽をシェアできない...」
自分がユーザーだったら、上記のような負のレベルでは問い合わせセンターに電話はしないかなと思います。コミュニティだから拾える声ですね。
また、アイデアも活発に投稿されていて、これまでに累計5万ほどのアイデアが投稿されています。
そして、毎月Spotify社内でアイデアはディスカッションされて、実現するもの、(実現しないが)いいアイデアだと思うもの、今すぐはできないもの...という風に仕分けを行い、下記のようなレポートを出しています。
(全文を見たい方は
自分のアイデアがしっかり議論の俎上に載っているということだけでも、ユーザーにとっては満足度は高いですよね。
そしてコミュニティ内で優れたアイデアを出したり、他のユーザーの質問に答えると、“ロックスターポイント”というポイントが貯まります。
そして一定以上のポイントを貯めると、Spotifyの公式グッズへの交換が可能となります。
ファンにはたまりませんね。 (私も公式パーカーは是非手に入れたい...)
更に一定レベルのポイントを貯めたユーザーには、ベータ版機能の優先トライアル券が付与されて特別感を感じられたり、一握りのロックスターは年に一度本社に招待されるらしいです!
いかがでしたでしょうか。 みなさんの会社の事業に少しでも参考になれば嬉しいです!
個人的には、ユーザーにとって楽しい / 役に立つ情報が得られる場にすることはもちろんですが、如何にユーザーモチベーションを上げるか?という視点が重要である、ということを再認識させられるコミュニティだなと感じました。
もっと見たい!という方は是非
▼海外コミュニティ事例集一覧
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